「ぼやけて見える」「視力がおちた」「目が疲れる」
など、気になる目の症状はありませんか?
なんとなく見過ごしている症状の裏に、もしかしたら目の機能を低下させる病気が潜んでいるかもしれません。
現代では、ほとんどの人がパソコンを使います。しかもスマートフォンを使う機会も増えました。
これらの多くが強い青い光を発していますが、目にこういった光ストレスがかかることによって、以前は老人にしか見られなかった 黄斑変性 が子供にも見られるようになったという話があります。
便利になったタブレット時代、実はあなたの目にも危険が迫っています。
眉毛、睫毛、涙の役割とは?
みなさん、瞬きは1分間に何回していると思いますか?
大体 20回 ぐらいと言われています。
なぜ瞬きをするかというと、目は瞬きによって角膜表面の潤いを保つ機能があるからなのです。涙腺から目の潤い成分としての涙は、瞬きによる筋肉運動で出てきます。
この瞬き、お子さんがゲームをしている時は1分間の瞬きは 5回 になっていることもあるそうです。また私たちがテレビや本に集中していると 10回 ぐらいになることもあります。
こういうことが続くと ドライアイ になります。もし瞬きをした時に染みるようだったら、ドライアイの可能性があります。その時には何回か目をつむってあげてくださいね。良く目薬をさす方もいますが、涙は自分で作るものです。
みなさん是非たまに瞬きを意識しましょう!
さて、眉毛やまつげの意味はご存知ですか?
実は、眉毛は目に異物が入らないように…、そして睫毛は目をつぶる時にすだれのような役割をしています。なのであまり眉毛をカットしたり、睫毛をカールし過ぎてしまうのも問題になります。
こういった機能は決して格好良さのためでなく、目を守るための大切な仕組みなのです。
目の構造と働き
物を見る時には、まず物に反射した光を 角膜 で捉えることから始まります。角膜によって光が大きく屈折したら、今度は 瞳孔(瞳)に入ります。この時、カメラでいう絞りに当たる 虹彩 というところに伸びたり縮んだりして、瞳孔に入る光の量を調整したりしているのですね。
明るいところでは、伸びてきて黒目も小さくなり、暗いところでは、光を取り込むために開いてきて黒目も大きくなります。そして瞳孔を通った光は、 水晶体 に入ります。
水晶体は、光の焦点を合わせるところです。近くの物を見る時は、ふくらんで厚くなり、遠くの物を見る時は薄く伸びて、焦点を合わせるわけです。ちなみにこうやって水晶体が厚くなったり、薄くなったりできるのは、弾力性があるからですね。
水晶体で焦点の合った光は、 硝子体(白目の部分。透明なゼリー状の物質で目の形を保持している)を通り、 網膜 へ届きます。網膜は、眼球の内側へ張り付いた薄い膜で、カメラでいうフィルムに相当します。 網膜では、実は映し出された像が逆になり、それを視神経がとらえます。もちろんそのままでは世界が逆さまに見えてしまいますが、それはうまくできていて、逆さまの像は視神経から大脳に伝わり、大脳で正しい像に修正されます。
そこで初めて、私たちは物を見ていると認識するのです。
いかがでしたか?
普段気付かないと思いますが、目で見るという行為にはこういった様々な機能が働いているのです。 またその大事な目を守ったりする機能も充実しています。 面白いですよね。 また次回をお楽しみに〜。
小菅 一憲
カイロプラティカ麻布十番|副腎疲労専門カイロプラクティック