Food Allergy

食物アレルギー/不耐症

Licky Gut Syndrome

リーキーガット症候群

Yeast Infection

カンジダ菌症

Small Intestine Bacteria Overgrowth

腹部膨満感/ SIBO

Gastroesophageal Reflex Disease

逆流性食道炎


Gastorointestinal Problems

胃腸の問題について

私たちの身体の中で、健康にとって1番大事な臓器を一つ挙げなさいと言われたら、間違いなく「腸」を選ぶでしょう。

これは免疫に深く関わっていることはもちろん、何より私たちの身体の源となる栄養をここから身体の中に取り入れるからに他なりません。

​そしてさらに言うのであれば、身体に入ってきた有害物質を肝臓で分解してその後排出するのも「腸」です。

​私たちが生きていくための栄養を取り入れ、私たちに不必要もしくは害がある物質を外に出す・・・言わば身体の「入り口」と「出口」の働きを持っているのが腸と言えます。

​食物アレルギー/不耐症
リーキーガット症候群
カンジダ菌症
腹部膨満感/SIBO
逆流性食道炎
・・・etc.

ここにあげたのは、最近の方にとても多い胃腸の症状です。

​そして、副腎疲労症候群とも関わりの深い疾患です。

Food Allergy

食物アレルギー/不耐症

みなさんは「食物アレルギー」という名前を聞くと、どんな症状を思い浮かべるでしょうか?

​魚介類、ナッツなどを食べることによって、数秒〜数十分の間で蕁麻疹などが出てしまったり、酷いときには呼吸困難になったりするというイメージを持っていると思います。

​しかし、食物アレルギーはこれらの症状だけではありません。

食物アレルギーの中には、数日経ってから肩が凝ってしまったり、うつになったり、アトピーになったりと様々な症状を引き起こすものもあります。

​これらの食物アレルギーは「遅延型フードアレルギー」と呼ばれていて、蕁麻疹などの数秒ほどで症状が出るものを「即時型フードアレルギー」と呼んでいます。
遅延型フードアレルギーとは、気づかない間に食物アレルギーが起き、細胞が慢性的に炎症を起こしている状態を言います。

なぜか調子が悪いと感じることが多い人は、もしかしたら遅延型アレルギーがあるかもしれません。
この遅延型アレルギーを調べることにより、ご自身の不調の原因がわかることもあります。

​カイロプラクティックの検査においても、食物アレルギーや過敏症の疑いがあるクライアントさんが多くいます。

​アプライドキネシオロジーでは、クライアントさんに抗原を口に含んでもらうことによって食物アレルギーを確認することができます。もし食べ物に対するアレルギーがある場合は、その食材を口に含んだ状態で筋力検査を行うと、一般的な筋肉に筋力低下が見られたり、あるいは、食物によってストレスを受ける領域に関連する筋肉に筋力低下が見られます。

こういった場合、検査でも決まって免疫に関わる副腎や胸腺の機能低下が見られ、副腎に対するケアは何よりも優先されます。そしてこれに関連して、仙腸関節(骨盤)の後方に傾いた状態が見られることがあります。これはアレルギーや過敏反応を起こす副腎機能低下症に起因して、関連する足(モモの辺り)の筋肉が弱化し、仙腸関節の機能障害を起こすからと考えられています。

構造的な問題を施術していくことも、こういった副腎機能低下や食物アレルギーを改善していくために重要なことです。その他、食物アレルギーがある場合、リーキーガット症候群やカンジダ菌症も存在しています。また回盲弁症候群が継続して存在していることもよくあるので、それに対する施術も大切になってくるでしょう。

Licky Gut Syndrome

リーキーガット症候群

小腸にある粘膜は、栄養を吸収するところでもありますが、細かい網の目状になっていて、外界からのバリアの役目を担っています。

​この膜バリアは、分子が小さい物質(500ダルトン(炭素原子1個の大きさが12ダルトン))までは通すことができますが、これよりも大きな分子は通さないような構造になっています。胃酸と消化酵素によって細かく正常に分解された食物の栄養素は、膜バリアを通り、腸壁のすぐ後ろにある血管へ流れこみ、必要な場所へ運ばれます。

しかし、この膜バリアが破けて小腸がその役目を果たせなくなると、私たちの身体の数多くの細胞に、栄養素が届けられなくなるだけでなく、細菌やウィルス、化学薬品などが体内に侵入してしまいます。

​リーキーガット症候群(LGS)とは、この膜が傷がつき、穴が空くことで、バクテリア、毒素、食物が内側に漏れ出している状態のことを言います。

​特に遅延型フードアレルギーの背景には、このリーキーガット症候群(LGS)が存在し、胃酸や消化酵素が少なく、食物が十分に分解されないことと、腸内環境が良くないことが大きな原因となっています。リーキーガットの穴は、容易に大きい分子の食物を体内に吸収してしまうため、この食物分子はアレルゲンとなり、食物アレルギーの原因になってしまうわけです。

​リーキーガットが起こる原因には、ストレス、アルコール、カフェイン、精製された炭水化物、抗生物質、食品添加物・着色料、化学薬品、生活用品に含まれる環境ホルモン物質、汚染された水道水、カビや菌などがあり、現代日本人の生活環境は避けられないぐらいリーキーガットを招く要因に溢れています。

​アプライドキネシオロジーでは、小腸の施術はもちろん、副腎に関するアプローチが欠かせません。また、リーキーガットを改善するための食事のポイントをアドバイスしていきます。

Yeast Infection

カンジダ菌症

副腎疲労が起こると腸内環境が悪化します。
その1つが「カンジダ菌症」です。

カンジダ菌は空気中、食物だけでなく、人間の口から肛門にいたる消化管に存在する常在菌です。
カンジダ菌の種類は多いのですが、カンジダ菌症を引き起こす主要な菌種はカンジダアルビカンスです。日本の病院では、カンジダ菌症と言えば、婦人科で扱われる「膣カンジダ症」や「口腔カンジダ症」などがメジャーですが、カンジダ菌が小腸で繁殖することも多く、その症状は多岐にわたります。

カンジダ菌の繁殖を助長してしまう要素としては、副腎機能の低下以外にも、炭水化物(糖分)の過剰摂取、腸内細菌のバランスの乱れや乳酸菌の低下、胃酸分泌の低下、胃酸のpHが低い、小腸のアルカリ性が強い、銅の体内蓄積量、抗生物質の長期服用、胃酸を抑える薬の長期服用、避妊用ピルの長期服用、ステロイドホルモンの長期服用などがあります。

​そしてカンジダ菌症の症状には下記のものがあります。

慢性疲労/うつ症状/不安感/倦怠感/無気力/頭痛/アレルギー/ニキビ/吹き出物/LGS/気道感染症/耳鼻感染症/低血糖症/嘔吐感/筋肉痛/二日酔い様症状/下痢/便秘/腹部膨満感/ガス/臭気過敏/記憶力低下/集中力低下/不妊/関節痛/多動注意欠陥/過敏性大腸炎/潰瘍性大腸炎/胸やけ/逆流性食道炎/慢性栄養吸収障害/肝機能障害/セリアック病/グルテン過敏症・・・

カンジダ菌症の症状には本当にたくさんの問題があると思いませんか?

この他にも自己免疫性甲状腺症、多発性硬化症、SLE、リウマチに関わっていると言われています。

​腸内でイースト菌、カンジダ菌が異常繁殖すると「腸管浸漏症候群」(リーキーガット:Leaky Gut)と呼ばれる微小穿刺が腸の内壁にでき、適切な栄養素の吸収が出来なくなるとともに、消化しきれていない食物が血液内に吸収されてしまうことにもなります。こうした未消化の食品粒子はここでは異物であるため、免疫系はこれを排除しようとして抗体を形成します。これが食物アレルギーや食物不耐性の原因となってしまうのです。

​アプライドキネシオロジーでは、カンジダ菌症がある時には、回盲弁症候群や食物アレルギーが検査で出ることも多く、回盲弁などの施術とともにカンジダ菌除菌のための食材やサプリメントのアドバイスを行います。

​Small Intestine Bacteria Overgrowth

腹部膨満感/ SIBO

長い期間、腸内にガスが多すぎる状態は、良い状態とはいえません。

​それは多くの不快感の原因となるとともに、腸管内でガスが多いとストレス応答のように交感神経システムの反応を引き起こします。

さらには、横行結腸などにガスが多く溜まると胃を圧迫して胃内容物の流出を滞らせるため、胃炎や逆流性食道炎と同様の悪心(むかつき)や食欲不振、胸やけなどを起こしてしまいます。

慢性便秘症で胸やけなどの症状があって、逆流性食道炎になっている人もたくさんいます。

​大量のガスは、消化不良やアレルギーが問題になっていることも多く、そこには食事内容や食べ方の悪さも大きく関連しています。

​食生活では、特にでんぷん質の炭水化物、パンやシリアル、多くの小麦粉製品と砂糖、砂糖を含んでいる食べ物、乳糖を含んでいる食べ物など・・・これらの食品を摂り過ぎていると腸内ガスの原因となります。

​また胃酸分泌の低下それに伴う小腸の機能低下は、小腸内でのバクテリアの過剰繁殖を促し、バクテリアによる発酵ガスが腹部膨満感の大きな原因になっています。

​腸の蠕動運動には食べ物を送る以外に腸の中を掃除する役割を持っていますが、何らかの原因で腸の蠕動運動機能が損なわれ、小腸にバクテリアが過剰に増殖することをSIBO(Small Intestine Bacteria Overgrowthと言います。

​アプライドキネシオロジーでは、腸内ガスによる痛みや不快感、他の臓器への圧迫、内臓下垂、そして副腎の施術をしていきます。またその方のSIBOの原因を明らかにし、食事のアドバイス(精製された炭水化物、レクチン、グルテン、カゼインのコントロール)を行い、必要であればサプリメントの提案をしています。

​Gastroesophageal Reflex Disease

逆流性食道炎

逆流性食道炎 (GERD) とは、胃酸が食道に逆流してしまうことによって、食道粘膜が傷ついて炎症起こす病気です。

逆流性食道炎には胸やけ以外にも、ゲップが出る、喉が詰まったような感覚、口の中が苦いまたはすっぱい、お腹が張るなどの症状が現れます。

また多くの人に、食後に横になっている時や、お腹を丸めて首を下におろした時などに胃の内容物が食道にあがってきて、イガイガ、ヒリヒリするような胸やけがあります。重篤になるケースは少ないですが、症状がひどいと食道に潰瘍が起こる場合もあります。

​お医者さんに行くと、大抵は胃酸を抑える薬をもらいますが、実は、逆流性食道炎(GERD)の原因は胃酸過多ではなく、逆に胃酸分泌が低下していることと腸内ガス、食道下部(食道と胃の堺)にある食道括約筋がうまく働かなくなることに原因があります。

​アメリカの栄養療法、歯科医、カイロプラクティック、ホリスティック医療従事者などの間では、逆流性食道炎(GERD)の原因が低酸症であることは常識です。

私たちの胃から十二指腸に向かうところには、胃の内容物がどのぐらいの酸性度になったかを感知する細胞がついています。その酸性度を測る細胞がある程度酸性度が高くなったということを感知しないと、なかなか胃の内容物が十二指腸の方に下りていかないのです。

​胃の中での胃酸が少ないと、その胃の内容物が長い時間胃にとどまってしまいます。

そうすると、食べ物が発酵してガスが発生し、それによって胃が張って横隔膜への圧迫が強くなり、逆流を引き起こします。

このように実際には、胃酸が出過ぎているというわけではなく、胃酸が出ないために食べものがなかなか胃の下におりていかず、逆流性食道炎を起こしてしまうのです。

​逆流性食道炎の機序は・・・

​1.胃酸が少ないことで胃の内容物が長い時間胃にとどまる。
2.食べ物が発酵したり、食べ物からガスが出る。
3.胃にずっと食べ物が入っていることで横隔膜(括約筋)の機能が低下する。
4.低酸症によって、その後の消化酵素の生産がうまくいかない。
5.小腸での細菌異常繁殖(SIBO)、異常発酵によるガスの増加。

​この結果、食道括約筋が開き、胃酸が逆流するわけです。

​アプライドキネシオロジーでは、逆流性食道炎を改善させる施術があります。

また食事の指導では、低酸症はもちろん、その背景に食物アレルギーやグルテン不耐症、精製された炭水化物の過剰摂取などがあることも多いため、その方に合わせたアドバイスをしていきます。

​胃酸や消化酵素を補うサプリメントを勧めることもあります。

About Our Thinking

私たちは胃腸の働きを
非常に大切に考えています。
そういったこともあり、胃腸の問題で悩むたくさんの方がご来院されています。

ご来院の方の症例

カイロプラクティックの適応症
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